自動車盗難の実態

自動車盗難の認知件数は、平成11年以降急激に増加する傾向を示し、平成13年には63,275件となったが、平成14年には62,673件と平成8年以来6年ぶりに減少した。しかし平成15年には64,223件と再び増加しており、これは実に約8分に1台の割合で車両盗難が発生している事を示しており、対策の必要性が再認識されました。警察庁統計資料(H16.5.6掲載)

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被害車両の特徴
自動車の盗難というと高級車にのみに注目が集まりますが、実態はそうではありません。統計資料によると被害額300万円以上の車両は7,373件、200万円〜300万円未満の車両では9,736件、200万円未満の車両ではその数44,538件。近年の自動車は200万円未満の車両であっても高い性能を有し、豊富なオプションパーツを備えており犯罪者の目からみてもやはり価値の高いものとなっている事が考えられます。

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発生場所と発生時間
発生時間は、夜間又は深夜が最も多く犯罪発生の約半数は深夜に集中しています。発生場所は驚くことに駐車場での発生が40,449件。路上での発生が9,110件。路上での発生件数は低下しているとの事ですが、駐車場での発生は年々増加の一途を辿っています。


有効な自動車盗難・車上荒らし対策とは?

自動車盗難や車上荒らしの被害は増加の一途を辿る中で、警察庁の犯罪件数データ等のWEB上での公表や、新聞・雑誌・TVでの報道により、自動車オーナー自信の自己防衛に対する意識は若干向上したものの、まだまだカーセキュリティー製品(アラーム製品)に対する認識は低いのが現状です。

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盗難対策は純正イモビライザーだから安心?
イモビライザーは電子的なキー照合システムです。専用キー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムの呼称です。通常の車の鍵は、キーシリンダー内部とキーの鍵山が一致すればイグニッションスイッチをオンにすることができ、エンジンを始動することができる。これに対してイモビライザーは、専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ個有のIDコードと車両側のIDコードを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる。従って合カギなどでドアを開け、エンジンを始動させようとしてもIDコードが一致しない限りエンジンを始動させることができない。キーのIDは暗号化されており、その組み合わせは膨大な数になるため、複製することはほぼ不可能に近い。そのため合カギや配線直結の手口にも極めて有効な安心のセキュリティシステムといえる。これだけを読んでいただくとこれで十分であると思われますが・・・

警察庁の発表資料でも指摘されている通り、純正イモビライザーの装着により、盗難被害の減少が顕著に現れた事は事実です。しかし、純正モビライザー装着された車種においても、いまだ盗難が発生しているのも事実です。これはどういう事か?
メーカーが装着する盗難防止装置は全て同じ結線配線の為、窃盗犯に攻略方法を研究されてしまうからです。又、カーショップで売られているチューニング用ECUや、イモビ非装着車のECUも悪用が考えられます。少しでも盗難に合う確率を減らしたいとお考えであればご相談ください。

注:イモビライザーは盗難に対して有効な手段ではありますが「車上荒らしの危険性」を考慮するならば別途対策を行う事をおすすめ致します。


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車上荒らしについて
「高級車ではないから大丈夫!」、「古い車だから大丈夫!」と思っている方は大きな間違いです。車上荒らしに安心は禁物です。車内に小銭やCD、バッグ等貴重品が無造作に置かれている車、(上着やコートが置いてある車も標的になります)、カーオーディオ・カーナビ装着車(純正カーナビ含む)車内の物に限りません。純正アルミホイール、ブレーキ、サスペンション、エアロパーツ等、中古商品の売買が活発化した現在、何でも盗られると思った方が現実的です。(ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが純正カーナビを他車種に取り付けるためのキットも販売されています)

車上荒らしに合いやすい場所、月極駐車場、出先の駐車場。(カーショップや大手スーパーマーケットの駐車場。遊園地、観光地の大型駐車場、ファミリーレストランの駐車場(遮断器付きの駐車場も安心出来ません)海(海水浴場・サーフィン)、山(スキー・スノボー)いずれにしても人気の無い場所か、反対に人混みに紛れての犯行が多い様です。


深刻化する盗難と車上荒らし、カーセキュリティー装着をお勧め致します。

現在、盗難や車上荒らしにはもはや何らかの対策を講じるのは当り前となっております。自動車メーカーもイモビライザー+アラームを標準で装備するなど方策を講じています。大切な物は車内に残さないよう心がけるとして、カーナビやカーステレオ等、車に装着されているものを狙う窃盗犯にはアラームによる対策しかないのも現状です。機器を盗むために「窓を割る」「ドアこじ開け」、被害に遭うと金銭的な被害だけでなく、思いのほか精神的なダメージをも大きいのです。「自分だけは大丈夫だろう。」と思っている人は貴方だけでは有りません。被害を受けてから対策を行うより、被害を受ける前に対策しましょう。

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カーセキュリティー単体では未完成
カーセキュリティー製品は、装着前の装置は言わば未完成の状態です。それを装着者(インストーラー)が施工時に加工し、装着する事で初めて製品としての機能を有します。ですからインストーラーの施工技術が製品の完成度(防犯度)を左右します。又カーセキュリティー製品のパッケージ(構成内容)は最低限必要な構成であったり、目的別の推奨構成であったりします。単刀直入に申しますと、オプションのセンサーやパーツを使用しなければ十分な防犯効果は上がらないとも言えます。その車種に合わせた防犯システムを検討しなければ意味が有りません。単に売られているものを装着すれば良いのではなく、専門家に相談の上、予算や駐車状況、車の使用目的に合わせた対策を行う事が必要です。


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盗難防止装置を付ければ安心か?盗られないか?
残念ながらこれははっきり言ってNOです。例え幾らお金を掛けたとしても、絶対盗られないという保証は得られません。あくまでも盗られ難くするのがカーセキュリティー装置とお考え下さい。勿論ある程度の安心感は得られます。実際に未遂で犯罪を防いでいる人は、必ずと言って良いほど盗難防止対策に力を入れている人です。しっかりとしたカーセキュリティー製品を選択し、信頼出来る取り付け装着者(インストーラー)にご依頼いただく事が重要です。


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価格・取り付け費
セキュリティ製品も高額な製品から安価な製品まであります。高ければ良いという物でも有りません。中には多機能すぎて不要な機能まで付いていたり、多機能がゆえ装置本体の小型化が進まず、装置本体が見つかり易くなるという製品も有ります。一般的に大型のカーショップで売られている安価なカーセキュリティは本体が実売価格で1万円程度から5万円程度の物が有ります。取り付けは容易で工賃を入れても3〜8万円程度位です。しかし、中級機以上の機械ですと本体は大体3万円〜中には20万円以上の物まで有ります。このクラスになると専門的な知識や資格も必要な物もあり、工賃を含めると10万円〜30万円以上にもなります。インポートカーの場合は必要部品が発生したり施工工定数が多くなり金額が異なります。自分で取り付ける人は別として、多くの方は5〜10万円前後を装着している様です。GT−Rやランクル100等の盗難多発車では、少なくとも15万円以上は掛けて装着している方が殆どです。


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保険の適用について
一部の盗難多発車の場合、新規保険加入による一般車両保険(盗難適用)の加入は、保険会社から断られるケースが多いようです。自動車メーカーが純正でイモビライザーを装着している車でもです。何故でしょうか?考えられるのは純正のイモビライザーだけでは窃盗犯から守れないと判断しているからです。新規加入でなければ、取りあえず契約は可能と思われますが、もし、その車が盗難された場合、保険会社からは勿論保険金が支払われるものの、まずその後は保険の継続契約が出来なくなってしまいます。一方、純正イモビライザーが装着されていない車種でも、アラーム(イモビ機能付)を装着した場合、保険加入が可能となり、かつ保険額の割引も適用されます。但しこの場合、保険会社に対し領収書やアラーム自体の製品名、装着したショップ名等を書面にて伝える必要が有ります。



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